Install

2017 年 9 月 23 日

ubuntu と Windows とのデュアルブート環境を構築するための概略手順を記します。
諸般の事情によりWindows8とのデュアルブートとしますので、ついでにUEFIブートに変更です。
MBM には大変長らくお世話になりました。ありがとうございました。
購入したのは「Windows 8 Pro アップグレード版 発売記念プロモーション」というもので、2013年1月末までなら約6,000円で購入できたものですが、時期を逸していたので私は10,500円を投資しました 😥

【1 準備】

  1. ubuntu Live CD でPCを起動して、SSDのパーティションを全部削除します。もちろん EASEUS でバックアップを実施したあとです。
    NTFSで1パーティションのドライブを作成しますが、どのみちこの後の作業で初期化されるのでサイズは適当です。MBRディスクのままで問題ありません。
    重要なのは、この中に”Windows”という空っぽのフォルダを作成することで、こうすることによりWindows8のアップグレード版でも1度のインストール作業でライセンス認証が可能です。
    再起動してBIOS設定画面に入り“UEFI Only”に変更します。
  2. 64bitのアップグレード版Windows8をインストールします。パッケージの中には32bit版のアップグレードディスクも入っていますが、ライセンスキーはひとつです。
    Windows8のインストールが終了したら、Windowsの領域を縮小してubuntuインストール用の空き領域を作ります。
    なお、今回購入したWindows8のアップグレード版は、同時起動しなければ2台のPCに同じライセンスキーでインストールが可能です。(←本当?)
    あとで、ubuntuをホストPCとするVirtualBoxのゲストPCとしてインストールしてみよう。
  3. 念のため、Windows が起動することを確認します。
    起動を確認したらubuntuのLive CDをドライブに入れて「再起動」します。
    Windoes8で普通にシャットダウンすると、「高速スタートアップ」という機能(休止モードみたいなもの?)により、Live CDが起動できない、F1キーでBIOS設定画面に入れないなどの問題が生じることがあります。
    慌てなければいいのですが・・・再起動するか、高速スタートアップ機能を無効にすればOKです。

【2 インストール】

  1. 64bit版ubuntu の Live CD で起動します。UEFIに変更したので32bit版ではダメです。
    GRUBブートローダの画面でいきなりインストールするのではなく、「Try ubuntu」を選択してubuntuが起動してから、デスクトップアイコンの insutall ubuntu からインストールを実行します。
    こうしないと何故かパーティション設定画面でフリーズしてしまいます。何度やってもダメでした。。。
    注意すべきはgrubは” /boot “が存在するパーティションにインストールすること。/bootを分けなければ” / “のパーティションでOKです。
    UEFIでの起動なのでGPTなディスク(GUIDパーティションテーブル)になりますが、”/boot/efi”のあるfat32領域のESP(EFIシステムパーティション)は勝手にマウントしてくれます。
  2. このあたりを参考にインストールを行います。得に悩むことはなく淡々と進んで、あっけなくインストールは終了します。
  3. 最後にrEFInd Boot Managerをインストールします。rEFIndもブートローダの一つですが、他のローダをチェーンロードするために最初に立ち上がります。
    EFIブートマネージャーの機能(起動時にF12を押してインストールされたOSのローダを選択)で、先ほどインストールしたubuntuを起動してから下のリンクよりzipファイルをダウンロードして、展開したフォルダ中のinstall.shをsudoで実行します。
    (zipファイルへの直リンク)http://sourceforge.net/projects/refind/files/0.6.8/refind-bin-0.6.8.zip/download
    ・・・「rEFIndって不要じゃん!」というご意見はごもっともです。
    でもこれが無いと起動時にいつもF12を押さないといけない、画面が寂しいということで導入します。
    BIOSを初期化したら私のT420sではF12でブートオーダーを表示させてもWindows boot managerしか出なくなったので、このあたりを参考にWindows上でrEFIndをインストールします。

【3 初期設定】

  1. 日本語環境を設定します。(日本語 Remix CD は32bit版なのでUEFI未対応です)。
    Ubuntu の日本語環境をご覧ください。「方法2・Japanese Teamのパッケージレポジトリを追加する」のとおりです。
  2. TrackPoint の感度設定
    もしどうしてもトラックポイントの感度、速度の調整に満足できなければ、ということで。
    /etc/rc.local の最後に次を追加します。再起動すれば反映されますので、あとはマウスの設定で適当な感度、速度に微調整します。なお、数字は0~255の範囲で試行錯誤してください。
    echo -n 200 /sys/devices/platform/i8042/serio1/speed
    echo -n 200 /sys/devices/platform/i8042/serio1/sensitivity
  3. NVIDIA Optimus technologyの有効化
    wiki.ubuntu.の Bumblebee哲朗webさんのページを参考にNVIDIA Optimus technologyを有効化します。温度が結構高くなるのでご注意下さい。

    1. mesa-utilsをインストールしてIntel Sandybridge Mobileが正常に認識していることを確認します。
    2. Bumblebee 3.1をインストールします。(http://bumblebee-project.org/install.html

      sudo add-apt-repository ppa:bumblebee/stable
      sudo apt-get update
      sudo apt-get install bumblebee virtualgl linux-headers-generic

    3. 再起動もしくは再ログインします。
    4. 動作を確認します。
      Intel Sandybridge Mobile での動作確認
      $ glxspheres
      NVIDIA Optimus での動作確認
      $ optirun glxspheres

【4 SSD用のfstab】
/etc/fstabに”discard”を追加します。

/dev/sdb /mnt1 ext4 discard,defaults 0 1


以降はお好みということで。

【5 Firefox(Backspace キーの設定)】

  1. アドレスに “about:config” を入力します。 ” は不要です。
  2. フィルタに “backspace” といれると、 “browser.backspace_action” という設定が見つかります。
  3. ダブルクリックでダイアログを表示させ、値を “0” にします。

【6 /etc/hosts】

キモちが悪いので/etc/hosts を編集します。インストール直後はこのようになっていると思います。

127.0.0.1  localhost
127.0.1.1  自マシン名

あながちバグではないらしいです。必要としている?アプリもあるのかもしれません。以下のサイトをご覧ください。

十日日記
127.0.1.1 in /etc/hosts, why?

ただ、debian 系のディストリビューションではこのような記述が標準みたいですが、これまでの自分の知識では次の1行で済ませていました。

127.0.0.1  localhost  自マシン名

$ man hosts では、” IP_address canonical_hostname [aliases…] “ということで、”アドレス-正規の名前-エイリアス色々”と記述するようになっています。ただし、” localhost “だけは、ローカル・ループバック・アドレスの(一般的に利用される)127.0.0.1を示す名前としてドメイン名は付きません。また、この場合の「自 マシン名」は alias ということになるかと。
そこで、ローカル・ループバック・アドレスの一つである 127.0.1.1 に自マシン名を記述するときは、” localhost ” 「以外」の名称ということを考えると、

127.0.1.1  自マシン名.localdomain  自マシン名 ・・・ localdomain はサーバーでは無いので適当

と記述するのが正しいのかな、とも思いました。

hyktの日記
プログラミング関係ごちゃごちゃメモ
Debian リファレンス

などなど。
結局、 「127.0.0.1」ではなくて「127.0.1.1」に自マシン名を定義付けると嬉しくなるアプリとは何か、普通のデスクトップ環境ではよく解らないので「127.0.0.1 localhost 自マシン名」だけにします。

【7 gdmへの変更】
デフォルトのlightdmからgdmに変更します。ソフトウェアセンターからgdmをインストールするだけ。
lightdmとgdmの切替は

sudo dpkg-reconfigure gdm

です。

【8 外部モニタ出力の無効化】
起動時に外部モニタを無効にするスクリプトをkdm/gdm/lightdmのスタートアップスクリプトでのxrandrコマンドの設定を参考に/etc/gdm/Init/Default に追加しました。
https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Hardware/HowToChangeMonitorResolution

#!/bin/sh
# Stolen from the debian kdm setup, aren’t I sneaky
# Plus a lot of fun stuff added
# -George
PATH=”/usr/bin/X11:/usr/X11R6/bin:/opt/X11R6/bin:$PATH”
OLD_IFS=$IFS
/usr/local/sbin/loginvideo.sh・・・これが追加したスクリプト
/sbin/initctl -q emit login-session-start DISPLAY_MANAGER=gdm
〜〜〜

スクリプトの中身は次のとおり。

#!/bin/sh
xrandr --output LVDS1 --auto
xrandr --output VGA1 --off

【9 ログイン画面の前後(gdm)の背景画像変更】
user”gdm”でコントロールセンターを起動して、”外観”から表示したい背景画像を選択(追加)します。

~$ xhost +SI:localuser:gdm
~$ sudo -u gdm dbus-launch gnome-control-center
~$ xhost -SI:localuser:gdm

【10 ログイン画面(gnome-shell)の背景画像変更】
初期設定の場合です。ログイン画面のgnome-shellテーマを変更している場合は適当に弄って下さい 😎
“/usr/share/gnome-shell/theme/”に表示したい背景画像ファイルを保存します。
続いてroot権限でnautilusを起動して、ファイル”gnome-shell.css”を編集します。
編集箇所は2232行目で、”noise-texture.png”を表示したい背景画像ファイル名に変更します。

~$ gksu "nautilus --no-desktop /usr/share/gnome-shell/theme/"

gnome-shell.cssの編集


〜〜〜
/* Screen shield */

.screen-shield-background {
background: black;
box-shadow: 0px 4px 8px rgba(0,0,0,0.9);
}

#lockDialogGroup {
background: #2e3436 url(wallpaper.jpg);
background-repeat: repeat;
}

.screen-shield-arrows {
padding-bottom: 3em;
}
〜〜〜

【11 クラッシュレポートの無効化】

$ sudo vi /etc/default/apport

【12 ハードウェア時刻のローカルタイムゾーン化】
Windowsとのデュアルブート環境だけの問題。

$ sudo vi /etc/default/rcS

UTC=yes
↓↓↓
UTC=no


 

【その他にインストールした諸々】

  • GNOME-Shell(Unityよりこっちのほうが好みです)
  • KeepassX(パスワード管理に便利なので)
  • Dropbox(異なるマシン、OS間での共有に便利なので)
  • Gkrellm(温度が気になるので。GNOME-Shellのsystem-monitorでも良いけれど・・・)
  • Guake(ターミナルソフト。便利)
    自動起動で失敗するときは次のとおり少し起動を遅らせます。

bash -c 'sleep 3; guake' ;

  • mozc(日本語変換ソフト)
  • ubuntu-tweak(便利ツール)

    $ sudo add-apt-repository ppa:tualatrix/ppa
    $ sudo apt-get update
    $ sudo apt-get install ubuntu-tweak

  • autofs、nfs(ファイルサーバーはNas4Freeだからsambaでも良いけれど、こっちのほうが軽い)
    http://yoshi-1968.com/2012/05/01/nfs-autofs/
  • libdvdcss2(市販DVDがみられるようにおまじない)

$ cd /usr/share/doc/libdvdread4
$ sudo ./install-css.sh

  • virtualbox(Windows8のエアロが普通に表示されます)
    • 最新版のダウンロード、インストール(https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads
    • VirtualBox Extension Packのダウンロード、インストール
    • vboxusersグループへのユーザーの追加

Posted by yoshimi